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広島県にある浜本工芸株式会社に、労評労働組合ができました!

2月25日、広島県で、学習机や、ダイニングテーブルといった一般家庭向けの木製家具製造をしている浜本工芸に働く労働者が、労働組合を結成し、会社に対して組合結成を通知し団体交渉を申入れました。


こんなことありませんか?


  こんなにたくさんの仕事、時間内にできるわけないよ。

  丁寧な仕事がしたいのに、品質を守ろうとすると仕事が終わらない。

  この給料じゃ、子どもを育てたり、ローンをくむのも厳しいな…。

  正社員と同じ作業をしているのに、時給、安すぎませんか?

  今週末の休みも一日しかない。体がしんどいな…。


 このような声をうけて、一人ではなく自分たち労働者の力で労働組合として、職場をより良くしていくために団結して議論していこうと、労働組合を作りました。

 今まで、上司に意見してみたけれども、聞く耳を持ってもらえなかった経験から“ これが浜本工芸の会社だから ”と、諦めていませんでしたか?

 労働組合は労働組合自身のために各案件に取り組んでいるのではありません。労働者の個々、そして労働者全員のことを考えています。これから賃金や労働条件を含め様々な問題に取り組んでいきます。


結成宣言


 今日ここに、労評浜本工芸分会を結成します。私たちは労働組合を起ち上げ、会社と交渉し、丁寧に仕事ができ、ものづくりに誇りが持てる職場、そして労働が正当に評価され、ずっと働くことができる会社に改革することを目指します。

 根底にある想いは、「もっと良いものを作りたい」という労働の誇りです。木材は、同じ寸法でも部品一つ一つで色や重さ、硬さ、木目の様子が違います。それでも同じ品質を保てるよう工夫し、木目は、使用するときに落ち着くように組み合わせ、何度も触りたくなるような手触りを目指して研磨し、木の色に合わせて塗装色を微調整し、お客様に製品を長く愛用してもらえるよう、私たち労働者は心を配り、日々家具づくりに向き合い努力しています。

 しかし、「ものづくりってこんなに面白くなかったかな」「これではよいものが作れないよ!」という労働者の声が後を絶ちません。なぜなら、会社は生産台数第一主義で、その要求に工場が応えようとすれば品質を落とさざるを得ず、納得のいく製品を作ることができないからです。丁寧に仕事ができれば防ぐことができたミスがクレームにつながり、お客様からの信頼を損ねてしまっています。

 さらには、誇りある家具づくりを愛しながらも、賃金の低さから生活の見通しが持てず、やむを得ず職場を離れた仲間が数多くいます。なぜなら、会社が労働者の日々の労働を正当に評価しておらず、労働者の人生や生活よりも、労働者の賃金を低く抑えることによって利益を得ることを優先しているからです。

 労働者は言われもない苦痛を伴う労働強化を対価無しで耐え、それに加えて生産計画の指示、人員配置は乱れているにも拘らず、歯を食いしばって労働している状態です。声をあげても、抜本的な改革にはつながらず「本社の指示に応えるのが工場の仕事」だと押し殺されてきました。会社は労働者のことを頭数としてしか見ておらず、まるで部品のように扱い、労働力商品以下とみなしています。こうしたことは、労働者が活き活きと労働し、生活する権利と人権の侵害です。

 会社との交渉において、すべては労働者における権利と人権を守るためにあります。労働組合はこのことを率先して非組労働者に示し、また牽引することを目指します。そうすれば、きっと非組労働者は労働組合に信頼と期待を寄せることになるでしょう。労働組合を拡大することもその条件を創り出すことも理となります。

 浜本工芸闘争は、浜本工芸が中小家具製造業の模範となり、その製品がお客様に親しまれ、愛されるために闘う闘争です。それには労資の合理的で賢明な関係がなければなりません。浜本工芸全体において、労働者がお客様から長く愛される製品をつくることを労働の矜持とすれば、また会社も法人としての社会的正義に基づけば浜本工芸は発展するでしょう。生産台数第一で品質は二の次といった中身のない家具づくりなどはいりません。

 良い労資関係とは、労働者が労働の誇りを持って会社を愛し身を粉にして労働分担にあってもお客様に奉仕でき、ものづくりを愛する労働作風と仕事をすることでしょう。このことにより会社を発展させることができ、またお客様に家具を長く愛用してもらえることができます。これを実現するために製造台数第一主義の価値観を改革し民主的に現場の声を吸い上げ生産計画、人員配置が行われるよう協議していきます。これは重要な原則になります。

 この目標を実現するためにも、労評浜本工芸分会は、組合員全員が、労働組合組織の規律、原則を守り、政策・作戦を展開できる『良質の労働組合』を目指しましょう。「内からほとばしる団結」を作るためには、常に労働者の中に入り、意見に耳を傾ける民主的態度を身に着け、謙虚で、思い上がりや焦りを戒め、欠点や誤りがあれば、批判と自己批判を通じて勇敢に改める相互教育、自己教育を実行せねばなりません。これから、道は紆余曲折し、変幻自在に局面が矛盾を持って動く中で、機を見て繰り返し応用として労働組合の活動原則や理論を学習し、具体的に問題を解決し、一枚岩をつくりましょう。そうすれば、力強い闘いの推進力を労働組合は得ることができます。

 さあ、労働組合の出立です。会社と正々堂々と渡り合い、よりいっそう労働を愛し、ものづくりに誇りが持てる職場、そして労働が正当に評価され、ずっと働くことができる会社へ、我々労働者自身の力で変えていきましょう!


組合スローガン

丁寧に仕事ができ、ものづくりに誇りが持てる職場にしよう!

生産台数第一主義ではなく、品質第一・安全第一の職場にしよう!

労働が正当に評価され、ずっと働くことができる会社にしよう!





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