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【浜本工芸分会】第2回団交開催!

更新日:2月13日

 2月に行ったアンケートでは、「今の職場に危険個所が放置されている」と答えた人が

81.1%でした。どうしてこのような状態になるのでしょうか?

 その背景は、会社が生産性の向上にばかりお金をかけて、私たち労働者の安全を守るためにお金をかけてこなかったからだと私たちは考えています。確かに、落ちてきそうな天井を修理したり、老朽化した設備を点検・修理することは直接利益にはつながりません。しかし、まず会社として、最低限果たすべき義務 ―雇用している労働者の安全、健康を守ることができる環境を整えること/法律を守ること― を果たしたうえで、経営する権利が認められることを忘れてはいけません。職場の安全を確保することは、余裕があればやることではなく、経営する前提としてやらなければならないことです。 

 

\労働組合の要求によって実現したことを報告します/


直接有機溶剤を扱う塗装作業者全員に健康診断を実施、対象者を拡大

 有機溶剤を扱う業務に常時従事する労働者には、定期的に健康診断をすることが義務づけられていますが、浜本工芸では、その対象者を吹付作業者(塗料スプレーガンを扱う人)に限定していました。しかし実際には、塗装後の仕上がりを整えるための拭き取り・研磨作業に携わる作業者、他部署から塗装工程によく応援に来る作業者も、有機溶剤の吸引による健康被害への心配を抱えながら働いており、前回団交にて、有機溶剤を扱う労働者全員に健康診断を実施するよう会社へ要求していました。

 今回、これに対して会社からは、 「今後は従業員の健康、安全を第一に考え、直接有機溶剤を扱う塗装作業者は、作業内容を問わず、対象として検診を実施」する、と回答を得ることができました!今年の健康診断から、全塗装作業者が有機溶剤健康診断を受けることができます。 これは大きな改善である一方、現場では、作業量が多い時など、塗料が霧のように舞い、それが組み立ての場所まで及び、塗装作業者ですら近寄りたくないほどになっているという声があがっています。会社にはまずこの現状を知ってもらうよう訴えました。


吊りコンからの部材落下対策が実現

 つい先日も、吊りコンから椅子が落ちる重大事故がありました。今までも不安の声が上がっていたものの、現場から改善提案しても「設備上難しい」とされてきました。そこで、前回団交にて、人の命に関わる問題であり、対策をするよう強く要求しました。

 今回、これに対して会社からは

1~2カ月以内に、通路にやぐらを組み立てて、その上にネットのようなものを張って、防ぐ方法を検討している。」と具体的な改善が約束されました!これで終わりではなく、他にも、コンベア真下は作業場にしないレイアウトへの変更など、「恒久的な対策も進めていきます」と引き続き対策が検討されます。

 やはり、「吊りコンそのものの経年劣化により更新時期を迎えている」という説明が会社からありました。そのため、先日3/21(金)に「危険個所の吊りコンベアを無くし、2エリアに分けて吊りコンベアを設置する」という更新提案が業者からあったそうです。それに伴い「生産・塗装方法の変更が必須となり、工事としても塗装エリア内で、リスクの高い工事となってきますので、それぞれ入念な検討が必要になってきます。」とのことで、時間と費用がかかる見込みです。引き続き、次回以降の団体交渉でも扱い、検討や改善進捗の経過を確認することを約束しました。少しずつ、安全な職場に前進していきます!


コンセントの粉塵溜まり、雨漏り漏電からの火災対策

 サンダーでは、電気が流れるコードが繋がれたむきだしのコンセントの周りに大量の木くずがたまっており、工場では雨漏りも起きています。コンセントとプラグの間にホコリがたまっている状態で、更に湿気などにより水分を含むと、小規模なスパークを繰り返し発生し、最終的に火災へ発展する可能性があることから、この工場の実態は、大きな火災につながる危険な状態であり、コンセントを箱に入れるなどの改善を早急にするよう要求していました。

 今回、これに対して会社からは

「具体的な対策をとるべくいま検討を進めている。対応としては、コンセントボックスを作成し、粉対策として蓋つきコンセントの取り付け、新たに100V、200Vを検討している。現時点では7月から8月の工事の予定です。」と明確な改善が回答されました


有給休暇の正常な取得

 有給取得は労働者の権利であり、原則的に有休を申請する際に理由などを会社から聞くことはできず、ハラスメントにあたる場合もあります。しかし、これまで浜本工芸では有給休暇を申請したときに理由を聞かれることがあり、アンケートでも、「有給休暇を申請した際に理由を聞かないでほしい」という声が多く寄せられました。

 今回、労働組合が会社に注意喚起したことで、会社から職長への指導が入り有給申請の際に理由を聞かれたりすることがなくなった、良かった、という声が寄せられています。会社もこの実態を問題視し、「有給休暇を取る際の理由の確認をしないように、職長・職長補佐全員に指導しました。」という回答がありました。

 今後、もしも「理由を聞かれた」ということがあったら、労働組合に相談してください。

 また、有給休暇については追加で「給料明細に個々人の有給残数を記載すること」、「半日有給(半休)制度を導入すること」ことについて要求しました。いずれも、今後検討することになっています。


≪労働組合に加盟して、改善速度をより加速させましょう≫

 労働組合は労働組合自身のために闘っているのではありません。従業員全体のため、労働者の個々、そして労働者全員のことを考えて闘っています。だからこそ、まず職場の安全について交渉しており、これから、生産計画や人員配置、賃金や休日など労働条件を含め様々な問題に取り組んでいきます。このことは、従業員の私たち一人一人の事案としてあります。

 会社が改善に動き出したことは大きな前進です。しかし、安全第一、品質第一、正当に労働が評価される職場にしていくにはまだまだ改善速度が遅いと感じています。ぜひ、この団結の中に入ってきてください。ひとりひとりの力が集まってはじめて、改善の速度をあげていくことができます。労働者は団結して自らの労働主権と人権を守りましょう。みなさんの労働組合への加盟を呼びかけます。


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