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非正規労働者の座談会(第2回)を開催しました!

更新日:2月27日

2月25日、労評非正規労働者連盟として2回目の座談会を開催しました。

今回は、長年非正規で働いてきたNさんを中心に、連盟員2名、大学生1名が参加しました。


30年以上非正規労働者として働いてきたNさん

Nさんとは、2週間ほど前に広島港でチラシを配布していた際に偶然出会いました。

非正規労働者の現状に強い関心を寄せてくださり、「とても良い取り組みだと思う」と賛同いただいたことから、今回の座談会が実現しました。

座談会の様子。2時間半にもわたって、非正規で働いてきた実体験をお話してくださいました。
座談会の様子。2時間半にもわたって、非正規で働いてきた実体験をお話してくださいました。

Nさんが語った、長年の非正規労働の実体験

座談会では、Nさんがこれまで経験してきた非正規雇用での働き方や、その中で抱えてきた想いを共有しました。Nさんは「自分のようなつらい経験は他の人にはしてほしくない」「経験で良ければいくらでも話すよ」と、快く語ってくださいました。


バブル期から非正規雇用へ――社会構造の変化の中で

Nさんは高度経済成長期に生まれ、1980年代に働き始めました。

当時は景気が良く、将来への不安もなく、道路・トンネル・用水路など社会インフラを支える仕事に従事し、誇りを持って働いていたそうです。

しかし、バブル崩壊により会社が倒産。地元広島に戻り、職安で仕事を探しながら、非正規雇用での転職を繰り返す生活が始まりました。


不安定な雇用が心身をむしばんだ

Nさんが語った経験は、非正規労働者が置かれてきた厳しい現実そのものでした。

  • 「3年たったら保険に入れる、正社員も考える」と言われたが、2年で解雇

  • 30年間、勤め始めて1年半ほどで次の仕事を探す生活の繰り返し

  • パチンコ店の警備、運転手、市や県のあっせんする養殖など職を転々

  • 不景気の波で3か月仕事がない時期もあり、精神的に追い詰められた

  • 確定申告や保険制度、相談先もわからず、ずっと一人で苦しんできた

Nさんは「自分が知らなかったのが悪い」「自己責任だと思う」と繰り返していました。


本当に“自己責任”なのか

しかし、これは本当に個人の責任でしょうか。

景気の悪化や非正規雇用の増大は、Nさん個人の意思とは無関係に、社会構造の変化として起こってきたことです。企業は正社員を減らし、安くて都合よく扱える非正規労働者へと置き換えてきました。Nさんは、まさにその構造の中で生きざるを得なかったのです。


社会を支えてきた非正規労働者の労働には、確かな価値がある

現在は年金生活を送るNさんですが、「若い世代に負担を残してしまった気がして申し訳ない」と語っていました。

しかし、Nさんが携わってきた道路・トンネル・用水路などの仕事は、社会を支える基盤そのものです。雇用形態に関わらず、その労働は確かな価値を生み出してきました。


話を重ねていく中で、Nさんからも「これだけ働いてきたのに、生活が苦しいのはやっぱりおかしいなあ」「これからの若い世代には、こういう想いをさせたくない」「感染症を防いだり、環境衛生のために、用水路一本はいくつもの保健所に匹敵する価値があると言われている。そうしたものを自分たちは作ってきたんだ」と、労働の誇りも語られてきました。


最後に、もっとこういう輪を広げていきましょうということをお互いに確認する座談会となりました。


非正規労働者の社会的地位向上をめざして

非正規労働者は社会を支える重要な役割を担っているにもかかわらず、低賃金・不安定雇用・限定された権利など、社会的に低く扱われてきました。

こうした不当な扱いは、個々の努力や能力とは無関係に、制度や企業の都合によって生み出されたものです。だからこそ、私たちは声を上げ、非正規労働者の社会的地位を引き上げることを目指さなければなりません。

すべての働く人が尊厳をもって働ける社会を実現するために、

  • 待遇改善

  • 差別の是正

  • 安定した雇用への転換

これらを求めていくことが必要です。

非正規という理由で価値を低く見られる社会を変えるために、今こそ連帯し、行動を積み重ねていきましょう。

「自分のような思いはしてほしくない」と、体験を語ってくださったNさんと。ありがとうございました!またほかの非正規労働者とも集まって、話しましょう!
「自分のような思いはしてほしくない」と、体験を語ってくださったNさんと。ありがとうございました!またほかの非正規労働者とも集まって、話しましょう!

非正規で働くあなたへ

いま、声を上げる仲間が必要です。

非正規労働者は、社会を支える大切な仕事を担っているにもかかわらず、低賃金・不安定雇用・限定された権利など、長い間「低く扱われる」状況に置かれてきました。

しかし、これは決してあなた個人の責任ではありません。景気の変動や企業の都合によって、正規から非正規へと置き換えが進められてきた結果です。


だからこそ、一人で抱え込む必要はありません。

労評非正規労働者連盟は、あなたと同じ立場の仲間が集まる場所です。

  • 不安定な働き方を変えたい

  • 相談できる相手がほしい

  • 同じ経験をした仲間とつながりたい

  • 社会的地位を向上させたい

  • 「自己責任」にされる現状を変えたい

そんな思いを持つ人たちが、すでに連盟に参加しています。

私たちは、非正規労働者の声を集め、社会に届け、

待遇改善や差別の是正、安定した雇用の実現をめざして行動しています。


あなたの経験が、社会を変える力になります。

つらい経験も、悔しい思いも、

それを語ることは「弱さ」ではなく、社会を変えるための大切な一歩です。

一人では届かない声も、仲間となら力になります。

非正規という理由で価値を低く見られる社会を、私たちの手で変えていきましょう。


労評非正規労働者連盟に、あなたも参加しませんか。


あなたの参加が、次の誰かを救う力になります。

そして、あなた自身の働く誇りを取り戻すきっかけにもなります。

ともに声を上げ、ともに未来をつくりましょう。

労評非正規労働者連盟への加盟をお待ちしています。


こちらから、労評非正規労働者連盟・広島の公式アカウントに友達追加できます。次の座談会のお知らせなど、お送りしますのでお気軽にご登録ください。
こちらから、労評非正規労働者連盟・広島の公式アカウントに友達追加できます。次の座談会のお知らせなど、お送りしますのでお気軽にご登録ください。

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